年中組では、夏野菜を使った塩焼きそば作りに取り組みました。取り組むきっかけになったのは、お家で育てているピーマンが実り、収穫したものを幼稚園に持ってくるようなったことと、(クラスで育てているピーマンは残念ながら実りませんでした…。)子ども達が観る絵本に「夏野菜」をテーマにしたページがあったことです。「おいしそう」「みんなでたべられるといいな」とつぶやく様子に、『旬』の食材のおいしさを知るきっかけになればと考えました。また、“素材の味”が感じられるよう、できるだけ調味料を使わずに、おいしく食べられる料理を考え、“塩焼そば”にしたところです。
登園してくるなり「きょう“やきそば”つくるんだよね。」と今日の活動を楽しみにしている様子がうかがえ、中には収穫したてのピーマンを持ってきてくれる子どももいました。朝の活動を終え、子ども達に、包丁でピーマンを切ることを伝えると、「やったー!」「“ねこのて”で、きるってしってるよ。」とわくわくしていました。手を丁寧に洗い、教師と一緒に包丁でピーマンを切り進める姿は慎重で真剣でした。「たのしかった。」「またきりたい。」と嬉しそうに話す姿が印象的でした。
焼きそばには夏野菜である、ナス、オクラ、パプリカも入れました。オクラの断面は「おほしさまみたい。」「おはなにみえる。」とのこと。オクラ特有のねばりをみて「すごーい!」と歓声をあげていました。
ホットプレートに野菜を入れて炒め始めると、野菜の香りや炒めるの音が聞こえ、湯気があがります。「おなかすいてきた。」「はやくたべようよ。」と出来上がりを期待しているようでした。麺を入れ、混ぜ合わせると焼きそばの完成です。食べてみると、「おいしい!」「ピーマンたべられたよ。」と満足そうな表情でした。自分たちで作った焼きそばは、いちだんと美味しかったようです。また、園でも水をかけて育て、収穫したミニトマトも食べました。
栄養満点の夏野菜を使った料理をぜひ、ご家庭でもお子さんと作られてみてください。