今年も園庭のシマトネリコの木で、朝からたくさんのセミが大合唱をしています。登園してきた子どもたちは、職員室から借りた虫取り網を手に、一目散に園庭へと駆け出していきます。
毎年、年長児の“セミ取り名人”が現れますが、今年も捕まえたセミを年中や年少の子どもたちに見せてくれる名人たちの姿が見られます。羽を震わせる様子を観察したり、鳴き声を聞いたりしたあとは、すぐに逃がしてあげるのが、子どもたちの間でのルールとなっています。セミは長くは生きられないことを子どもたちはちゃんと知っているようです。命の大切さを生活や遊びの中で学んでいる子どもたちです。