実践報告会では、第一幼稚園、第二幼稚園、杉並台幼稚園、合志こども園、杉並台保育園の5園の年長児が集まりました。英語の活動で親しみを持って歌っていた『DoReMi』、各園の園歌、そして第九の3曲を発表しました。保護者の皆様にもご参加いただき、ありがとうございました。 実践報告会は『先生たちも発表会』とあるように、普段から第一学園で行っている活動を発表する場でもあります。第二幼稚園からは造形・描画活動の中で『よく観て描こう、つくろう』について発表を行いました。「こう描きなさい」と指示するのではなく、「この部分はどうなっている?」「向きはどうなっている?」「どんな形をしている?」等の視点を伝えて、自分で気づいたことを視覚化できるように援助しています。 目やまゆ毛の形も、一人ひとり違う対象を観て描いているので、全員違っていて当たり前です。描いている子ども達に「よく気が付いたね。」「あなたの目はそうなっているんだね。」と一人ひとりを認める言葉掛けを心掛けています。また、子ども達から自発的な活動も見られるようになってきました。
文字や絵画で表現することで考えを明確化することができます。なぜなら、インプット(知識の取り入れ)した情報を、文字や絵で表現することは内部から表出(アウトプット)することでそれによって自分がどれだけ情報を理解できているのか分かるからです。ご家庭でもお子様が、自分の内部にある気持ちや考えに気付く時間を十分にとってあげてください。 そして、子ども自身がたくさんアウトプットし、自分で気付き、興味を持つ、そんな機会を増やしてみられてはいかがでしょう?「教えてやらないと!」と思って、こちらが一方的に言って聞かせるよりも、子どもは自ら学んでいくものなのです。 最後に、保護者の皆様に問題です。この絵は、年長児が何かをよく観て描いたものです。何を描いているか分かられますでしょうか?
正解は、クラスの天井でした!
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