【折れたトマト!次は赤い実だね】 みんなで大切にお世話をしている、トマトは順調に根っこを伸ばし花も咲きました。さあ次は実がぐんぐん大きくなっていく番です。 しかし、写真に実が見えますか。花芯にちいさな実のあかちゃんは見られますが、一向に育っている様子が見られません。どうして大きくならないのか、クラスで話し合いました。プランター栽培との違いから想像したり、図鑑を開いてみたり。さあ!何が必要なのか子ども達は見つけたのでしょうか。 | | | 【太陽が必要】 プランターとの違いは、外と室内で育てている事。という意見がでて、その日から靴箱の上に置いて様子を見ることにしました。 | 【根っこが茶色に!】 外におくことで、苗の環境も不安定になります。風に茎がなびいて、根っこが水に浸からず、枯れる寸前でした。 根っこも茶色になってしまいました。 | 【プランターのトマトは直ぐ大きくなる】 「昨日よりも、また少し膨らんでた。」毎日観察しているので、ちいさな変化にも気付く子どもたちです。 |
| | | 【土にあって水にないもの】 ホワイトボードを使って、違いを見える化して考えました。 どうも、土に何か入っているのかも知れない!となり、土作りの話を思い出し、鶏糞や肥料の事に気づきました。 「栄養だ!!」 | 【栄養になるもの有りますか?】 植物用の栄養剤を使ってみることにしました。植物が好きな園長先生も「これでいいのかな?」と一緒にチャレンジすることにしました。 | 【土の中の根っこは茶色?】 お家で草取りをした経験から「雑草も白い根っこだったから、どの植物も白いと思う」と熱弁してくれました。「そういえば玉ねぎを採った時も白かったよ」体験のつながりを感じました。 |
| | | 「栄養を入れたビンです。水替えのとき、全部捨てないようにしてください。」これからのお世話の方法をみんなに伝えました。 | 栄養剤をいれて、約10日が過ぎました。茎がぐんぐんのびたり、花目を増やしたり。と変化はみられますが、みんなが待っている実は・・・ | 「これが実かな?」 目を凝らしてよく見てみると、白い実が見つかりました。でも、これから少しも変わりません。 |
| | | ちいさな白い実見えますか? 「ぜんぜん大きくならないね」「やっぱり土の力が必要なんだよ!」ということになり、プランターへ植えることになりました。 | 赤い実の生長を願いながら、お当番さんが優しく植えてくれました。栄養入りの水も掛けるともっといいかも!と自分たちで考えながら植えました。 | 同じ苗の生長の違いを再確認しながら、緑のトマトの生長も楽しみにしていました。 |
偶然おきた、「トマトの苗が折れる」ということを通して、どうやったら生き返らせられるかを子ども達と考え、いろいろな意見を出し合い、チャレンジしてきました。 ・・これまでに経験していることから、意見をだしたり、結果を想像しながら考えを伝える。・・ 【自分の考えを言葉にまとめて、相手に伝える】という言語活動も経験しています。色々な活動はそれぞれ分かれているのではなく、相互しあっていることを実感する活動となっています。 さあ!次は土の力を確認する場面に移ります。 白い実は、今後どうなっていくのでしょう。子ども達と共に、観察を続けていきます。 「観察報告」出来ることを願いながら。
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