合志こども園
合志こども園  >  日記  >  トマトの苗、折れちゃった!

日記

トマトの苗、折れちゃった!

2021年5月28日(金)
 

 全クラス、育てたい野菜を考え今年もプランター栽培に取り組んでいます。とまと・ピーマン・おくら・かぼちゃ・きゅうり等々。こだまスイカにも挑戦するクラスが有ります。

6月のプール設置にあわせて、園庭を区切るように並べられたプランター。子ども達もよく観察したり、日々の生長を発見しては「育てる」「変化に気付く」「実りを期待する」等経験を重ねています。5月連休後に植えたそれぞれの苗たちは、少しずつ葉を増やしています。

 そんなある日、学童の先生が朝から「報告があります」とぞう組さんへやってきました。手にはなぜか「トマト」らしき茎を持っていました。さて、どう言う話なのでしょう。

 

「ぞう組さんが育てているトマトに、学童さんが倒れ掛かって、苗が折れてしまいました。ごめんなさい。」「わざとではなかったんだけど、折れてしまったので、どうやって生き返らせられるか、一緒に考えて欲しいです。」とのことでした。

「残ったほうを育てる」「植えてみる?」「生き返るか分からないよ」「あっ!大根みたいにやってみる?」

色々考え、水につけて様子を見ることになりました。


 

「どのくらいいれる?」

「茎が水に届かないとダメだよね」当番さんが一緒に確認しあって水を準備してくれました。

これが大根の水栽培です。

ヘタを水につけておくと、ぐんぐん葉を伸ばしてきました。このあと、大根が実るのかな?実験継続中です。

次の日。

「枯れてないよ」「花が開いてる」「生きてるってことだね」

毎朝登園しては、必ず確認しては報告してくれます。


「うーん。なんだか白いものが見えるような気がするけどなあ?」他に変化しているところはないか「観察の目」をしっかり使っています。

3日目。

白いものの正体が分かりました。根っこのようです。

数ミリ延びてきている根っこを見つめ、「頑張れ」と応援しているようです。

4日目。

根っこがぐんぐん伸びました。黒いところを後ろにしてみると、よく見えることにも気づきました。

 

 

5日目。

しっかり延びた根っこ。「すごく延びたね」「いっぱい生えたよ」見て感じたことを伝え合っていました。

学童の先生を呼んで来て報告しました。

「折れちゃったとまと、こんなになったよ」「もう直ぐトマトになりそう!」

折れたトマトの苗は、わき目を伸ばしすくすく育っていました。植物の生命力の強さを感じました。さあ、どちらが先に実るでしょうか。

 

 折れたトマトの苗は、今後も観察に取り組み「収穫までできるか?」「水だけで育つのか?」等

土栽培との違いを発見できればと思っています。

身の回りの不思議に目をむける力・発見する力。色々な場面を通して磨いていきたいですね。ご家庭でも、ちょっとした不思議をお子様と考えてみてはいかがでしょうか。