「ある日の土曜保育」 土曜日は主に異年齢での活動を行なっています。(1号認定の方も含めた生活時間) 登園の際は、いつものように健康上の情報交換(前夜と朝の体温・睡眠時間や排便、湿疹、怪我の有無など)を行なった上で、お預かりします。 この日は、お散歩に絶好の日和でしたので、みんなで、「飯高山」に出かけることにしました。 今日の活動のねらいは、次の4点です。 ①昆虫や植物、光、秋の雲の様子等に関心を持つ。 ②小動物の鳴き声やいろいろな音に耳を傾ける。 ③肌や手先、鼻などでいろいろなものを感じる。 ④友だちの言葉や動きなどに関心を持つ。
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| これは、秋の彼岸の頃に咲く花「ヒガンバナ」。そういえば、冬は、「水仙」といういい香りのする花が咲いていたよね。 | 体の小さい私たちは、車からよく見えるように「手を挙げて」、自分で左右をよく見ながら渡ろうね。 |
橋を渡るとき、川がゴーゴーと音を立てて流れる音を聞いたり、かすかに聞こえる「コロコロコロコロ(コオロギ)」という音源を辿ってみたりと到着までに次々と心躍ることが続きました。
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| 到着。 少し、汗ばんでいる顔に風が当たって心地いいです。補水後は、みんな思い思いに探検が始まりました。 | 「この虫、とっても小さいね。なんていうんだろう?」(飛ぶというより、土の上を歩き回る習性の虫?) |
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| トンボも捕まりにくい飛び方をしているんだよね。きっと。 | やっと捕まえた。触ってみたいけど、興奮しているトンボをどうしたら握れるだろう? |
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| バッタ、見つけた。私、怖いから誰か捕まえて。 | 「どこにいるの?」⇔「ほら、ここだよ」(保護色のため見つけにくい様子) |
こども達は、目に留まるものを保育者に確かめたり、共に疑問を持ったり、他児の発語に自分の考えを交えたりする中、人にわかるように話すための言葉を探したり、歩行が楽しくなった0歳児さんが、(年上の行為に誘発されたのか)階段をよじ登ろうと肘や全身の力を使って挑戦しているひとコマ、また年下の子に歩調を合わせて歩いている光景、公衆道路を安全に渡るマナーの習熟など、異年齢での園外活動は、個々の伸びようとする力が見られた幸せな時間でした。
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