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日記

学童さんと『セミの脱皮』(NHK/DVD)を視たよ!!

2015年8月7日(金)
セミの羽化

 この季節、こども達が、登園してくる時“セミの抜け殻”を持参することがあります。
とはいえ、“羽化”の瞬間にそうそう出会えるわけではありません。
 今回、学童さん達が、『セミの羽化』のDVDを視聴するという計画を聞いて
いましたので、
そのことを3・4歳の子どもたちに打ち明けると、興味津々の表情。
・・・午後の時間、参加させてもらうことになりました。

 身近なセミの登場に場が湧き、「あっ、アブラゼミだ!!」と一斉に指を指したり、
セミがその細長い口を樹木に刺して樹液を吸う拡大映像などに興味関心の言葉が行き交っていました。

 
 




学童さんたちと

ニイニイゼミ




顔を正面から見ると・・

セミの“くち”


  クライマックス―7年の土中生活から地上に出てくる映像は、視聴している子ども達の空気感

 を一変し、いよいよその時(背中が割れて羽化)を迎えると、画面から一瞬も視線をそらすこと

 なく息を呑むように見入っていました。

  脱皮が始まり、身をそらしながら、脱皮を完了すると、翅全体に体液が流れ、縮れていた翅が

 伸びていくというプロセスに大人もこどもも感動したひとときでした。

 

  こども達は今回の視聴で、身近な『抜け殻』が変態という結果の産物として残るということ

 を情報に触れるという【間接的な経験】を通して知ることができました。

 

  DVDは、日常、体験してきたことを更に拡大したり、新たな好奇心を芽生えさせたり、考え

 を整理したりなど教材の一つとして取り扱うことがあります。

  最も大切なことは、乳幼児期のこどもたちにとってその特性から、自分で考え、予想し、挑

 み、他者の言動をも取り入れながら多様な直接体験を積んでいくことだと考えています。