今年も待ちに待ったこの日がやってきました。プランターのパンジーについに『ツマグロヒョウモン』の幼虫を発見したのです。‘第一発見者’は年中組の子ども達。今朝もパンジーの中を覗き込んでいると、目の前に見覚えのある黒とオレンジのツンツンした虫が・・・一瞬びっくりしたようですが、直ぐに近くの職員に見つけたことを報告していました。
パンジーにやってくるこのチョウの幼虫は毎年大人気で、子ども達の間でその観察が代々受け継がれてきました。キンカンや山椒の葉につくアゲハの仲間と違った色、形をしていますので、ややもすると蛾の幼虫と間違われてしまう危険性もあるようです。でも本園の子ども達は、『ツマグロヒョウモン』の成長を生活の中で観察(幼虫→さなぎ→羽化)し、大空へ飛び立たせる経験を積み重ねることで存在を認識しています。年長になる頃にはこぞって幼虫探しに興じるのも、成虫になった時のその美しさに魅了されているからかもしれませんね。