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日記

『音を楽しむ』音楽会

2014年12月4日(木)
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 合志市のビーブルで音楽会を行いました。
運動会や3学期の言語を中心とした発表会(劇遊び・大型紙芝居)をふくめ、『日常の生活の延長上にある』発表会であることを大切にしています。そのためだけに行う練習ではなく、1年のスパンを見越し、発達段階にあった成長計画に沿った経験や活動を行っています。

【音楽会までの取り組み】          音楽会パンフレットより
<年長>
 年中より取り組んできたバチ遊び。バチの持ち方、叩き方など基本的な演奏方法を基礎とし、年長では木琴類や太鼓類を実際に触れ、叩き方や叩く場所で音色の違いがあることに気付きました。そのような経験を踏まえ、合奏において『音の違う楽器が合わさることで生まれるハーモニーの美しさを感じ』、『 <幼児の主体的な活動として> 互いを認め合いながら、みんなで気持ちを合わせ、一つの曲を作り上げていく喜びを味わう』よう取り組んできました。練習に取り組む中で、一人では味わえない一体感や、達成感を味わうことができていたようです。

<年中>
 発声や楽器の使い方の基礎・基本を理解し表現できるよう、1学期より取り組んできました。また、作曲者の思いや子どもたちの持つイメージを大切にし、それぞれの曲に合わせた歌い方や楽器の弾き方・叩き方をクラスみんなで話し合ってきました。また、全体の中での自分の役割に気付いたり、友だちと頑張る姿を認め、いいところを真似して取り組もうとしたりと、クラスみんなで心を通わせ、一つの音楽を創り上げる楽しさを味わっていました。

<年少>
 年少は、もも・さくら・たんぽぽ3クラスの子ども達が、等しい経験を積み重ねることが大切だと考え、リトミックなどの音楽活動を1学期より合同で行ってきました。『周りの友だちを感じながら、歌う楽しさを味わうこと』『友だちや教師と一緒に曲やリズムに合わせて体を動かしたり、打楽器を演奏することを楽しむこと』など、楽しみながらも音楽表現の基礎・基本が年少さんなりに身についてほしいと思いながら活動してきました。

<満三歳>
 満3歳児では、「手遊びや歌遊び、ふれあい遊び」も音楽的要素を内包した遊びとしてとらえ、1学期より子ども達と楽しんできました。その中には、「むすんでひらいて」をはじめ、より躍動的でリズミカルなものもあります。『行事における発表は日頃取り組んでいることの延長上にあること』を踏まえ、これまで取り組んできたことの中から、子ども達が特に好きな活動を組み合わせて発表しました。


写真提供:写真館原田

年長きく うた『「Annie」~Tomorrow~ 』 合奏『カルメン前奏曲』

 きく組の子ども達は、歌うことが大好きです。初めてこの曲を聴いた子ども達からは、「聴いたことある」「難しそう!」「きれいな歌だね」など様々な感想がでました。子どもたちにミュージカルの内容を話し、アニーの気持ちを考えると、歌の出だしは、「優しい気持ちと哀しい気持ちで歌おう」とどんな気持ちで歌うか話し合いました。実際に歌ってみると、休符の取り方や、拍数を伸ばすところなどが難しく、練習では「今日はここを意識してやってみよう!」と課題を決めて取り組みました。

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年長ゆり うた『あしたははれる 』 合奏『ボギー大佐 』

 合奏は、“ボギー大佐”です。CDを聴くと、軽快なリズムを感じ取った子ども達から、自然と手拍子が始まっていました。パート練習では、友だちの奏でる音を聴きながら、一緒に合わせようとする姿が見られました。
合わない時は“なぜ合わないのか”を友だちと考え、「もう一回練習しよう!」とリズムが合わないフレーズを繰り返し練習してきました。
 

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年中うめ うた 『まほうのとびら』 合奏『はたけのポルカ』

 うめ組では、1学期から取り組んできたリトミックの経験をもとに、拍を感じることを大切にしてきました。
歌では、高い音を伸ばすところや、弱起(※)のリズムがあります。はじめはそろい難かった、弱起や伸ばす長さも、手拍子でリズムを確認したり、カウントしたりと、様々な方法で拍を感じて歌うことで、次第に揃うようになってきました。
合奏では、歌の時と同様に伸ばすところの拍をみんなで数えたり、教師の指揮を見て拍を感じとったりすることで、音が合うようになりました。また、聴いている人が、踊りたくなるような表現を意識しながら取り組みました。

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年中すみれ うた『あおいそらにえをかこう』 合奏『「きらきら星」による変奏曲 』

 すみれ組では、音楽的活動のねらいを“同じ曲でも音の高さや速さが変わることで曲の与えるイメージが変わる面白さを感じること”とし、取り組んできました。
1学期からリトミックにおいて、教師が弾くピアノを聴き、音高や速度から様々なイメージを膨らませてきました。今回の音楽会では、リトミックで培ってきた音に対するイメージを、子ども達が歌や合奏を通して表現します。歌・合奏共に曲調が変化しますが、子ども達の持つイメージを出し合い、身体を使ってリズム表現をしたり、絵を描いて、イメージを視覚化しながら、一人一人の表現を豊かにしてきました。そして、そのイメージが聴いている人に伝わるための歌い方、弾き方を話し合ってきました。

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年少もも・さくら・たんぽぽ リトミック・カスタネットによるリズム打ち・ ボディーパーカッション ・音当て遊び 

 大太鼓と小太鼓の音を聴き、その音を身体で表現してみました。足踏みをしたり、身体のいろいろな部分をたたいてみたり、それぞれの音の出方の違いをみんなで楽しんでいます。 「おおきなたいこ ちいさなたいこ」の曲に合わせてのボディーパーカッションでは、いろいろなところをたたく姿が見られました。

 年中・長になると、音楽活動の中でいろいろな楽器を使っての合奏に取り組んでいきますが、合奏する中で互いの音を聴きあって、合わせていくことが必要になってきます。こうした音を集中して聴くような経験を重ねることで、いずれはそれぞれの音を聴き合い、素敵な合奏ができるようになると思います。

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 タンバリン・すず・カスタネット・マラカスなどの楽器に親しみ、たたくリズムと休み(休符)を意識して演奏することをねらいとして取り組んできました。指揮にあわせて楽しみながら演奏していました。

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 教師と一緒に表現する中で、動物の特徴に気付くことができたようです。これまで取り組んできたリトミックなどの経験により、自然と曲のリズムにおって体を動かすことができるようになってきました。歌詞もメロディーも覚え、楽しく取り組んでいました。

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年長合同 自作うた 『おじいちゃん、おばあちゃんのうた』 立奏・歌(日本語・ドイツ語)」『 交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌』

 祖父母参観で発表するために、祖父母の方に向けて作った歌です。歌詞は年長の子ども達が考えました。初めに「みんなのおじいちゃん、おばあちゃんはどんな人かな?」と尋ねると、「一緒に遊んでくれるおじいちゃん。」「優しいおばあちゃん。」など、たくさんの意見が出ました。

 学園アドバイザーである平和孝嗣先生(元熊本大学教授)と伊藤雅紀子先生にご指導していただき、年中時よりドイツ語の発音に取り組んできました。日本語とは違う発音に最初は戸惑いも見られましたが、口のあけ方などを意識しながら練習する中でドイツ語らしい発音が出来るようになりました。

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