きょうは年長さんがピーマンを切りました。年長さんはほとんどが包丁を持った経験はありますが、まだ、目は離せません。でも、包丁の握り方、ピーマンをおさえる手の形を確認して、任せます。ピーマンを切る様子は恐る恐る、慎重、大胆、上から叩くように、切ったあともごしごししたり、と子どもの心持ちが垣間見えました。ピーマンの中を確認した時、「なぜ、種だけで周りが空っぽ?きゅうりもスイカもじゃがいももトマトもなかはしっかり詰まっているのに…」の質問にう~んと考え「トマトはたねを取ると空っぽだよ。」「おくらもだ。」と気付いたK君、「あら、じゃがいもって種が入ってたっけ?」また「う~ん」と考え、「そのまま植えるとできるよ。」「どうして知ってるの?」「だって、おじいちゃんつくってるもん。」「すごい!」「よく見てたね。」「あら、きゃべつの種は?玉ねぎは?」みんな「う~ん」と考えます。「わからん」「わからない時はどうする?」「調べる。」「あきらめる。」「聞く。」いろいろでてきました。なんでもあきらめないで、探求する気持ちを育てたいものです。年長さんには宿題を出しています。「キャベツの種はどこにあるの?」と…だれか答えを持ってきてくれるかな?楽しみです。料理したピーマンは嫌いと言っていた子どももちゃんと食べてくれました。甘いのが苦手という子どももいましたが、甘くしないでおいしく食べられるほうがいいですね。「幼稚園で料理したピーマンなら食べられる。」「先生、ピーマンおいしかったありがとう。」と言ってくれた子どもがいました。うれしいことばです。