年長では、『よく見て描こう!』を合言葉に、実物をよく見ながら絵画制作を行っているところです。今回は季節の花、アジサイを描きました。 ねらい ・アジサイのがく、葉、花、茎などの様子をよく観察し、その特徴に気づく。
・実際のアジサイの色と照らし合わせながら混色を作る。
アジサイを用意し、花はどれか、がくは何枚か、がく・葉の形はどうか、葉脈はどのようにあるのかを虫眼鏡を使って観察し、まずは練習用の画用紙にそれぞれを描きました。「がくは4枚ある。」「葉っぱのまわりはガタガタしている。」「(葉は)真中が膨らんでいて、先が尖っている。」「葉脈のところがなんだかボコボコしてる。」「(葉脈は)真ん中はまっすぐで、それから斜めに伸びている。」「でも、右と左違うところから出ている。」「部屋みたいに分かれている。」など細かなところに目を向け、つぼみと開花しているものがあることなど、様々な発見をしていました。
次に、画用紙に油性ペンでアジサイ全体を描きました。花の裏側をよく観察すると、茎が枝分かれしていて、その先に花があることに気付き、その様子を表現しました。
下絵が完成したら、実際のアジサイの色と同じ色になるように絵の具を少しずつ混ぜて試しながら色を作りました。一色に見えているものでも、よく見るとグラデーションになっていたり、場所によって色が違っていたりすることに気付き、線からはみ出さないよう意識して塗りました。
1人ひとりの表現は違いますが、個性豊かなアジサイが出来上がりました。
|