2学期も登園、降園時に正門で徒歩通園のみなさんに「挨拶」や「安全」の声掛けを行ってきました。これは、子どもたちや保護者の皆様に‘挨拶をすることの心地良さ’を感じてもらい、併せて‘車に気を付けようという安全の意識’を高めてほしいと願って、1学期から継続してきたことです。 先日「さようなら、手をつないで帰ろうね。」と声を掛けた際、こんな光景を目にしました。「ちがう」とひと言つぶやいて女の子自身が内側に移動し、お母様と手をつないで帰っていったのです。門を一歩出たら必ず道路の内側を歩くようにということが、これまでの生活経験を通して子どもの心と体に浸透してきたことを感じ、とても嬉しくなりました。 また、降園の際、「お願いします。」と言いながら門から送り出す私の言葉が気になった年中の男の子は、帰宅後「先生は、いつも何をお願いしますって言ってるの?」とお母様に尋ねたという話も伺いました。次の日そのお友だちに、『預かっていた命をお願いしますと言ってお母さんにお返ししている』ことを伝えると、穏やかな納得した表情で帰っていきました。
私たちは日々の生活の中で、子ども自身がよく考えて行動することができるように意識してかかわっています。これからもひとつ一つの行動の意味を分かりやすく伝えながら、子どもたちの‘なぜ’‘どうして’の思いをしっかりと受け止めて丁寧に応えていきたいと思います。 いよいよ今年も押し迫ってきました。年末年始にかけては、保護者の皆様も何かとお忙しいことと思いますが、くれぐれもお体にお気をつけてお過ごしください。 一年間のご協力に心から感謝申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。
『しせい教育 概論』 発行
先日の個人面談の際に、各ご家庭に『しせい教育 概論』をお渡しさせていただきました。ご覧いただけましたでしょうか。 皆様からのご感想などをお待ちしております。 なお、大切なパートナーである保護者の皆様用の一冊も、引き続き発行予定です。
― 心温まるエピソードです ― 昨年の『もちつき』で石臼が破損し、保護者の皆様に譲っていただけないかとご協力を依頼したところ、数名の方から声を掛けていただきました。管理の面から一台お譲りいただき、今回はその石臼も仲間に加えて新しい年を迎える伝承行事の『もちつき』を無事に終了することができました。 この度、感謝の気持ちをお伝えしたところ、次のようなお手紙をいただきましたので、皆様にご紹介させていただきます。(石臼は保護者の方のご実家から譲っていただいたものです。)
「娘が小さいときに家族で楽しんでいた餅つきを、今度は子ども達に楽しんでもらえるなら何よりです。想い出の物を処分せずに、子ども達に新しい想い出を作る手助けができたことをとても嬉しく思っています。私たちの方こそありがとうございました。」 お手紙を読ませていただき心がとても温かくなりました。係や有志の皆様のお力添えに加え、温かい気持ちのこもった臼のお陰で、今年のおもちはよりふっくらと温かくできあがったようです。本当にありがとうございました。
★幼保小中連携の一環としてお願いしました「心と体のアンケート」には、お忙しい中たくさんのご回答をいただきありがとうございました。結果のご報告は、3学期にさせていただきます。 また、来年1月に開催されます「連携の日」における小学校の先生方との意見交換等も併せてお伝えいたします。
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