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運動

運動


健やかな体の育成

「健全な精神は健全な身体に宿る」と言われるとおり、心身の「健康」は、すべての人間の健全な活動の基礎です。

幼稚園では、子どもたちが「運動って楽しいね」「心と体はつながっている」と実感でき、今後の「健やかな・心身のバランスのとれた成長」へとつながる活動を、基本を大切に、その実践に日々努めています。

子どもたちには、幼稚園での活動を通して「運動の楽しさ」「努力することの大切さ」などを、心から感じてほしいと思います。

幼稚園での具体的な取り組み

● 基本の重視
 「走る」「跳ぶ」「登る」「蹴る」「投げる」「ぶら下がる」等、さまざまな運動の基本となる動作(将来に向かって、重大な怪我をすることなく、大きく伸びるための基礎となる重要な要素)を日常の活動を通してしっかりと身につけてほしいと思います。

●「意欲」と「望ましい態度」の育成
 幼稚園生活を通じて、先生や友だちと一緒に体を動かす心地良さを味わい、「運動への関心」や「自ら運動しようとする意欲」を育み、さらに、さまざまな運動経験を通して「継続すること」の大切さ、「フェアプレイ」の精神、「協力と責任」の重要性などを自然に身につけていってほしいと思います。

家庭協力

日常生活に「運動」という視点を取り入れ、親子で一緒に体を動かす機会を意識的につくっていただきたいと思います。その際、何より子どもたちとのコミュニケーションを大切にし、保護者の皆さまご自身も体を動かすことを楽しむように心がけていただきたいと思います。


縄跳び
竹馬
元気よく縄跳び素足で竹馬あそび


しせい体奏(たいそう)

しせいたいそう

 2011年しせい教育概論の出版にあたり、運動に関しても、子どもの健全な成長の基盤となる基本姿勢(学び方・考え方)を育てるため、どうしても学園独自の体操が必要だと考えました。


楽しく自然に運動に親しみながら、運動に関する基本姿勢を身に付け、心身のバランスのとれた成長を促す「体操」、即ち心と体そして脳を育む体操です。
楽しい体操はたくさんあります!


しかし、楽しいだけでなく、

  1. 何をやっているか何のためにしている動きなのかを子どもが意識できる運動
  2. 子どものからだの成長過程に合う、無理な動きが無い体操
  3. 素敵なピアノ音楽に触れながら、情操面の発達やリズム感も養う体操

を作りました。


「体操」の文字通り体を操るだけでなく、表現力も育てる体操、いわば体で音を奏でる「しせい体奏♪」です。
このピアノ曲を聞けば、誰でも動き出す「しせいたいそう」にしたいと願っています。


楽譜
演奏
楽譜
演奏の様子

Ⅱ 制作にあたって

「作曲」は、第一学園創立50周年記念式典で披露しましたベートーベン作曲交響曲第9番を幼稚園向きに編曲して頂きました作曲家で熊本大学教育学部教授 国枝春恵先生にお願いしました。
「動き」は、しせい教育を理解し、子どもたちの体の動きを良く理解している学園の教師、特に「運動プロジェクト」で研究や資料作りをしている教師たちを中心に研究し、約13個の「動き」を紡ぎ出しました。
「監修」は、運動学の専門家である熊本大学保健体育科教授 坂下玲子先生にお願いしました。

国枝先生には、お忙しい中、その趣旨をご理解頂いて、音楽と運動の、長さや動き方の調整をし、何度も、改良を重ねました。
 さらに、坂下先生には幼稚園での子どもたちの体操を何度も見て頂き、プロジェクトチームのメンバーと一緒に検証してまいりました。

 このような経過を経て、「しせいたいそう」が出来上がり、子ども達も楽しそうに実践しています。

正式には、9月8日県立劇場において行われた、第一学園「しせい教育実践報告会」の中で、国枝先生に演奏して頂きながら「しせいたいそう」を発表しました。

 今後も検証しながら、説明書や解説書付きのCDやDVDも作りたいと思っています。
また、成長段階を考慮した、低年齢児用の「動物体操」は、もうすぐ出来上がりますので、楽しみにしていて下さい。

そのほか、表現の視点を重視した「海の生き物体操」、「歌詞付き体操」、「パーカッション体操」など、いろいろなアイディアが生まれています。

子どもたちがよりよく輝くためには、教師も保護者の皆様方も輝いていなければなりません。
「しせいたいそう」は一生できる体操です。ご家族一緒に素敵なメロディーにのせて体を動かしてみませんか?

【作曲】
 国枝春恵 先生(作曲家、熊本大学教育学部 教授)

【2012体操プロジェクト】
 有川美佐子/小田明日香

【2013体操プロジェクト】
 北村眞理子/中村倫子/坂梨茉美/佐藤香/中島聡美/緒方愛子

【運動監修】
 坂下玲子 先生(熊本大学教育学部 教授)

【監督】
 伊藤雅紀子
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