「火事の時どうしたら良いかわかりますか?」と尋ねられると、「ハンカチで口や鼻を覆う。」「屈んで逃げる。」など、すぐに返答していました。その他にも大事な話をしていただき、みんな真剣に聞いていました。話が終わると、いよいよ模擬体験です。
火災体験の部屋では、非常口の避難灯について話を聞き、非常事態の際の逃げる方向を知りました。煙(無害)で進路が見えなくなった真っ暗な部屋の中を、緑の「非常口」の光だけを頼りにして逃げました。子どもたちは、少し怖かったようですが、ハンカチや洋服で口や鼻を押さえながら、静かに係の方についていくことができました。「どんなにおいがした?」という係員さんの言葉に「甘いにおいがした!」と答えていた子どもたち。しかし、においがするということは、鼻と口をしっかり押さえていないことだと気付き、避難方法について改めて考えることができました。
地震体験では、震度2~7までを体感でき、起震台が揺れ始めると小さな机にみんなで潜り込み、突き合わせた頭がぶつかりそうになりながらも必死にしがみついていました。
台風の部屋では、風速20メートルの風が吹いてきて、「息がしにくい!」「前に進めない。」「目が開けられない!」と言いながら、帽子が飛びそうになるのを押さえたり、風に背を向けたりしていました。
今日の体験を通して、実際起こった場合、どうすべきかを自分で判断して対処できるようになってほしいと思います。いざと言う時に、家族みんなが一体となって行動出来るように、日頃から災害についてのお話や、その対処法についてを話し合うことが大切なことだと思います。