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日記

もちつき

2022年12月20日(火)
 

 冬晴れの中、今年もこども園の園庭でもちつきを経験しました。
朝からかまどに火をつけ、こども達の登園を迎え「先生!お餅つきの準備でしょう」「何かにおいがするね」といつもと違った雰囲気を楽しんでいる様子でした。
ここ数年、コロナ感染やノロウィルス感染症等対策によりこども達の活動も制限されています。そのような中でも、伝統文化の継承することを大切にしたいというねらいのもと、先生たちが計画・準備・実施しました。
道具の紹介を通して今と比べて考えてみたり、もち米のにおい、餅をつくときの音を体で感じたりすることができました。つきたての柔らかい餅を触る中で、感触や伸びる様子をひとり一人試しながら「こんなに伸びたよ」「どっちが長いかな」と友だちと確認しあって、つきたてを学ぶことができました。これからも日本独自の文化や伝統を体験を通して、受け継いでいってほしいと思います。
 園でついたお餅は正月飾りの「かがみもち」にし、年末『来年元気に頑張れるますように』と思いを込めてみんなで飾りつけします。
 
 
 
かまどを囲んで、用具の説明を真剣に聞きました。キャンプの経験がある子どもは「薪」を知っていました。杵の準備。
杵は餅をつくときに割れないように、水につけておきます。
臼の準備。
ついたとき石臼が割れないようにお湯をはってつく直前まで温めておきます。


 

 

 
餅つきの話・道具の話。知らないことが沢山ですが、しっかり聞いて理解しようとしています。目の前にある用具を一つひとつ説明してもらうと、わかりやすかったですね。蒸しあがったもち米を見ました。目の前のお米はつやつやしていていい匂いがしてきました。
 

 
らっこさんはカートに乗って参加です。思わず立ちあがって見学していました。先ずはもち米を杵でこねます。纏まるまでぎゅっぎゅっとこねますが、冷えないように時間との勝負です。こども達の「よいっしょ!よいっしょ!」の掛け声に力をもらってつきました。
米粒がなくなるまでつくのは大変でした。
 
 
 
かがみもちの大きさにちぎります。熱いので難しいけど手際よく作っていただきます。
ひとりずつ手にお餅を分けてもらい、感触やにおいを実際に触ってみます。とてもやさしく、大切にお餅を触りました。
まるで、生きているお餅を触っているようでした。
 
 
 
年長さんは子供用の杵で10回ずつつきました。ちょっと重たい杵を振り上げて挑戦です自分でついたお餅を丸めてみたり、伸ばしてみたりしました。
 
 
 
鏡もちつくりのやり方にも挑戦しました。「あったか~い」笑顔から伝わってきます。最後は顔も真っ白になってしまいました。楽しかったね
 
 
 



 
 
 



 未満児さんは、すりこ木をつかってミニもちつきを体験しました。
すりこ木に興味をもったり、力を入れてついたり、まるで月のウサギが餅をついているようですね。

様々な経験をすることができた「もちつき」を通して、ご家庭で「どんな様子だった?」「どんなことをしたの?」と話していただくことで、経験の振り返りとなり子どもたちの心に思い出として刻まれます。行事を通して親子の会話を楽しんでみてください。