全クラス、育てたい野菜を考え今年もプランター栽培に取り組んでいます。とまと・ピーマン・おくら・かぼちゃ・きゅうり等々。こだまスイカにも挑戦するクラスが有ります。 6月のプール設置にあわせて、園庭を区切るように並べられたプランター。子ども達もよく観察したり、日々の生長を発見しては「育てる」「変化に気付く」「実りを期待する」等経験を重ねています。5月連休後に植えたそれぞれの苗たちは、少しずつ葉を増やしています。 そんなある日、学童の先生が朝から「報告があります」とぞう組さんへやってきました。手にはなぜか「トマト」らしき茎を持っていました。さて、どう言う話なのでしょう。 | | | 「ぞう組さんが育てているトマトに、学童さんが倒れ掛かって、苗が折れてしまいました。ごめんなさい。」 | 「わざとではなかったんだけど、折れてしまったので、どうやって生き返らせられるか、一緒に考えて欲しいです。」とのことでした。 | 「残ったほうを育てる」「植えてみる?」「生き返るか分からないよ」「あっ!大根みたいにやってみる?」 色々考え、水につけて様子を見ることになりました。 |
| | | 「どのくらいいれる?」 「茎が水に届かないとダメだよね」当番さんが一緒に確認しあって水を準備してくれました。 | これが大根の水栽培です。 ヘタを水につけておくと、ぐんぐん葉を伸ばしてきました。このあと、大根が実るのかな?実験継続中です。 | 次の日。 「枯れてないよ」「花が開いてる」「生きてるってことだね」 毎朝登園しては、必ず確認しては報告してくれます。 |
| | | 「うーん。なんだか白いものが見えるような気がするけどなあ?」他に変化しているところはないか「観察の目」をしっかり使っています。 | 3日目。 白いものの正体が分かりました。根っこのようです。 数ミリ延びてきている根っこを見つめ、「頑張れ」と応援しているようです。 | 4日目。 根っこがぐんぐん伸びました。黒いところを後ろにしてみると、よく見えることにも気づきました。 |
| | | 5日目。 しっかり延びた根っこ。「すごく延びたね」「いっぱい生えたよ」見て感じたことを伝え合っていました。 | 学童の先生を呼んで来て報告しました。 「折れちゃったとまと、こんなになったよ」「もう直ぐトマトになりそう!」 | 折れたトマトの苗は、わき目を伸ばしすくすく育っていました。植物の生命力の強さを感じました。さあ、どちらが先に実るでしょうか。 |
折れたトマトの苗は、今後も観察に取り組み「収穫までできるか?」「水だけで育つのか?」等 土栽培との違いを発見できればと思っています。 身の回りの不思議に目をむける力・発見する力。色々な場面を通して磨いていきたいですね。ご家庭でも、ちょっとした不思議をお子様と考えてみてはいかがでしょうか。
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