「健全な精神は健全な体に宿る」と言われるとおり、「健康」は全ての人間の健全な活動の基礎であり、『運動』は体のみならず、精神の健康に関連する極めて重要な要素です。本学園では、「しせい教育」の考えに基づき、子どもたちが、‘運動って楽しいね’‘心と体はつながっている’という気持ちを実感し、『運動』を通して「心身のバランスのとれた成長」、「生涯における健康の基礎」を育んでいけるよう、基本を大切に日々実践を行っています。【第一学園 運動プロジェクトより】
第二幼稚園では、体力の向上・運動経験の積み重ねを目指し、『おひさまタイム』を行っています。
『おひさまタイム』 … しせいたいそう<しせい体奏>(日記参照)、季節のダンス、マラソン、その日の課題(運動)、自然観察など
毎日行うことで、身体を動かすことを心地良いと感じ、自分なりの目標を持って自ら練習に取り組む姿が見られます。 また、日ごろから体を動かすことは、活動し続ける力(持続力・持久力)を高めることにもつながると考えます。そして身体を動かすことは運動能力だけでなく脳の発達を促し、健やかな心の育ちにも繋がっていきます。
幼児期は、神経機能の発達が著しく、タイミングよく動いたり、力の加減をコントロールしたりするなどの運動を調整する能力が顕著に向上する時期です。この調整する能力は、新しい動きを身に付けるときに重要な働きをする能力であるとともに、周囲の状況を的確に判断して行動する能力でもあり、けがや事故を防止することにも繋がっていくのです。 ですので、当学園では「走る」「跳ぶ」「登る」「蹴る」「投げる」「ぶら下がる」など、『動きの多様化』『動きの洗練化』に繋がる基本動作を身に付けていけるよう「種目」を吟味し、発達段階に即した丁寧な指導を繰り返し行っています。 園では、子ども達が運動・生活・音楽等で頑張っていることを、チャレンジカード(がんばろうカード)に記入し、家庭にお知らせしています。
【がんばりカードのねらい】 ・『今はできないことでも、目標を持って繰り返し練習すれば、必ずできるようになる』と自分を信じ、自らを取り組んでいけるように…【自己肯定感】 ・園での取り組みの様子を家庭に知らせ、家庭でも温かく励まし、同じ方向性を持って家庭でも取り組んでいただけるように…【パートナー論】
その際、運動を練習する際の援助の仕方や、鉄棒や縄跳び等その運動ができるようになるまでには、数段階の小さな積み重ねが必要なこと等を手紙で知らせるようにしています。 |